ぼちぼち 鍼灸道

「鍼灸道は一日でならず」  グッサン先生の鍼灸修行日記

靴をなくした天使

(原題:Hero)

 

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制作国・年:アメリカ、1992年

ジャンル :ヒューマンドラマ

監督   :スティーブン・フリアーズ

出演   :ダスティン・ホフマン (Bernie Laplante)

      ジーナ・デイヴィス (Gale Gayley)

      アンディ・ガルシア (John Bubber)

 

【解説】

D・ホフマン主演による、ほろ苦いユーモアと恋の物語。

ある日、飛行機事故にあい、倒れた座席に挟まれ身動きがとれなくなった敏腕TVリポーター、ゲイル。その燃える機内から彼女と乗客達を助け出したある男がいた。しかしその男は、泥だらけの顔のまま名も告げずに立ち去ってしまう。

表面的には都会派ラブ・ストーリーの形をとっているが、その内容は虚像渦巻くマスコミの世界を舞台に描く“ヒーロー”狂想曲。メディアが作りだした偶像に人々が振り回されてゆく様をシニカルな風刺劇として、そして華やかな表舞台とは無縁な所で自分の生き方を貫く男のしたたかさが、笑いとペーソスの中で浮き彫りにされてゆく。

さらに、そういった“真のヒーローとは誰か?”といった社会問題的要素を背景に、恋愛を織りまぜ、第一級のエンタテインメント作品に仕上げている。

 

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【感想】

主演のダスティン・ホフマンの演技は見ごたえあり。コソ泥としてのしたたかさ、内に秘めた正義、世渡りが下手だけど、人間味あふれるバーニーを名演。後半のジーナとの会話の最後で、伏目がちに“You are welcome(どういたしまして)”と言うバーニーの笑顔は絶品。

嘘だらけの世の中で、生きていくにはどうすればよいのか?ラストでバーニーは息子にこう教える。「世の中 なんて嘘だらけだ。自分の好きな嘘を選んで、それを信じて生きていけばいい。」

 

【オススメ度】★★★★☆