ミナミヌマエビ
カーディナルテトラと一緒に水槽に仲間入りした ミナミヌマエビの「スカンク」です。
ミナミヌマエビ (南沼蝦/Neocaridina denticulata denticulata ) 十脚目 ヌマエビ科
【分布】
Neocaridina denticulata という種レベルでは朝鮮半島や 台湾、中国などに分布していますが、狭義のミナミヌマエビは 日本固有亜種です。
【形態】
オスが2cm、メスの方がおおきく3cm未満。
ヤマトヌマエビよりもずっと小さく、ひげがとても長い。
5対の脚は短く、このうち前の2対は先端に小さな鋏があります。
背中の真ん中には白っぽい太い線が尾まで走り、線をはさむ ように「ハ」の字型の縞模様が並びます。
若い個体やオスは全身が半透明で他のエビと区別しにくいの ですが、メス成体の体色は変異が大きく、茶色や緑黒色もいます。
【生態】
流れのゆるい川や池の、水草が多い所に生息する。 ダムなどの建設によりヤマトヌマエビなどは分布域を狭めるが、 逆にミナミヌマエビにとっては生息に適した場所になっている。
雑食性で、生物の死骸や藻類など何でも食べるが、生きた 小動物を襲うことはない。 鋏で餌を小さくちぎり、忙しく口に運ぶ動作を繰り返す。
スカンクは水槽の掃除屋として、食べ残した餌や、壁面につく 藻を一生懸命食べてくれます。 おかげで水槽はいつもピカピかです。